1週間のバリ島滞在、航空券を除き、宿泊、食事、アクティビティ込みで5万円以下に抑えることは可能です。秘密は、ゲストハウスへの宿泊(1泊1000円~)、地元ワルンでの食事(1食200円~)、そしてバイクのレンタル(1日500円)にあります。詳細な内訳と、さらなる節約術を以下でご紹介します。
例えば、5万円予算の場合、クタエリアの格安ゲストハウスを拠点とし、バイクでウブドやチャングーまで足を伸ばし、美しい棚田やビーチを満喫するのがおすすめです。各エリアでの予算配分、移動手段の選択肢、おすすめのワルン情報などを詳しく解説します。
一方、15万円の予算があれば、4つ星ホテルに滞在し、少し贅沢なスパ体験や、プライベートビーチクラブでのサンセットディナーを楽しむことができます。この予算帯では、高級ヴィラへの宿泊オプションや、専属ドライバーの利用も視野に入ってきます。各予算に合わせたモデルプランを複数提示し、あなたの理想のバリ島旅行をサポートします。
さらに、時期を選ぶことも重要です。雨季(11月~3月)は乾季(4月~10月)に比べ、宿泊費やアクティビティの料金が下がる傾向にあります。ピークシーズンを避けることで、同じ予算でもより充実した旅行が可能になります。
格安旅行:1週間5万円以内プラン
1週間5万円以内で満喫するには、宿泊費、食費、交通費を抑えることが重要です。航空券はセール時期を狙い、LCCを利用しましょう。スクート (Scoot) やエアアジア (AirAsia) のセール情報をこまめにチェック。時期によっては往復2万円台も可能です。
宿泊はゲストハウスやホステルを選びましょう。クタ (Kuta) やレギャン (Legian) 地区には、1泊1000円以下のドミトリー形式の宿が多数存在します。agoda や booking.com でレビューを参考に選びましょう。
食費を大幅カット
ワルン (Warung) と呼ばれる地元食堂を利用すれば、1食200円~300円で済みます。ナシゴレン (Nasi Goreng) やミーゴレン (Mie Goreng) など定番料理を楽しみましょう。スーパーマーケットでフルーツやパンを購入し、朝食や軽食にすると更に節約できます。
移動手段の工夫
移動は公共交通機関の利用が基本です。クラクラバス (Kura-Kura Bus) は主要観光地を結んでおり、1日券を購入すると便利です。短距離移動は Grab や Gojek などの配車アプリを利用しましょう。バイクタクシーは交渉次第で安くなりますが、安全には十分注意してください。長距離移動はローカルバスを利用すると格安ですが、時間はかかります。
アクティビティは無料のものを選びましょう。クタビーチ (Kuta Beach) でのサーフィン (レンタル代は別途)、サンセット鑑賞、ウブド (Ubud) のモンキーフォレスト (Monkey Forest, 入場料あり) 散策など、お金をかけずに楽しめる場所はたくさんあります。
お土産は市場で買いましょう。スカワティ市場 (Sukawati Art Market) やグヌンサリ市場 (Gunungsari Market) では、アクセサリーや雑貨を格安で購入できます。値段交渉は必須です。現地のsimカードを事前に購入し、データ通信料を抑えましょう。
贅沢旅行:1週間20万円以上プラン
ヴィラ宿泊:ウブドのフォーシーズンズ・サヤンでリバーフロントスイートを予約。1泊10万円から。プライベートプールと専属バトラーサービス込み。予約サイト(Agoda、Booking.com)で最安値を比較検討。
食事:メティス・バリでディナーコースを堪能。1人当たり2万円。事前予約必須。ドレスコードはスマートカジュアル。クタの Ku De Ta でサンセットカクテルと軽食を。1人あたり5千円。
アクティビティ:ヘリコプターチャーターでバリ島一周観光。約1時間で50万円。バリ・アドベンチャー・ツアーで手配可能。チャングーでプライベートサーフィンレッスンを。インストラクター料金込みで1時間1万円。Rip Curl School of Surf で予約。
スパ:マンダパ・ア・リッツ・カールトン・リザーブで2時間のシグネチャートリートメント。1人あたり3万円。予約は直接ホテルへ。
交通:専用車とドライバーを1週間チャーター。空港送迎、観光、食事の送迎すべて込みで5万円。信頼できる運転手を手配するには、バリ倶楽部などの旅行会社に依頼。
お土産:ジェンガラ・ケラミックで高級食器を購入。予算は5万円。バリ島の伝統的な手織物イカットをスミニャックの高級ブティックで。1枚あたり2万円。
宿泊費を抑える!ゲストハウス活用術
宿泊費節約なら、ゲストハウスが最適解。ドミトリー形式なら、一泊1,000円以下も可能。個室でも3,000円程度で宿泊できる施設も多数存在します。
予約サイトは、Agoda、Booking.com、Hostelworldなどを比較検討。口コミを参考に、清潔さ、立地、アメニティ、Wi-Fi環境をチェック。特に長期滞在の場合は、割引キャンペーンや交渉を試みる価値あり。
ロケーションで賢く選ぶ
クタやスミニャックなどの人気エリアは、ゲストハウスの数も多いですが、料金は高め。少し離れたチャングーやウブド郊外なら、穴場のゲストハウスが見つかる可能性大。移動手段を考慮しつつ、料金と利便性のバランスを考えましょう。レンタルバイク(一日500円程度)を活用すれば、行動範囲が広がります。
共同スペースの有効活用
多くのゲストハウスには、キッチンやラウンジなどの共同スペースが完備。自炊すれば食費を大幅に節約できます。現地のスーパーマーケットで食材を調達し、ローカルフードに挑戦するのも面白い体験。ラウンジでは、他の旅行者と交流し、情報交換もできます。
食費を節約!ローカル食堂攻略ガイド
ナシチャンプルは、最も安価で多様な食事の選択肢です。ワルン(ローカル食堂)で、自分で好きな惣菜を選びましょう。通常、ご飯と3-4種類の惣菜で15,000~30,000ルピア程度です。
ゴア・ラワ寺院周辺や、クタビーチから少し離れた路地には、観光客向けではない、地元の人向けのワルンが多くあります。これらの場所では、より本格的で安価な食事が期待できます。
メニューに価格が表示されていない場合は、注文前に必ず確認しましょう。曖昧な価格設定は、後で高額な請求につながる可能性があります。指差し注文は、言語の壁がある場合に有効です。
市場(パサール)の屋台も狙い目です。早朝に訪れると、新鮮な食材を使った料理が手頃な価格で楽しめます。ただし、衛生面には注意が必要です。
飲み物は、ワルンで購入するか、コンビニエンスストア(インドマレット、アルファマートなど)でまとめ買いすると、レストランで注文するより安価です。ミネラルウォーターの大きなボトルを購入し、詰め替えるのも良い方法です。
ローカル食堂では、辛さのレベルを確認することを忘れずに。「ティダック・ペダス」(辛くない)と伝えれば、辛さを抑えてもらえます。
食事の後は、ローカルワルンに置いてある無料のお茶(テ・パナス)を試してみましょう。自分で注ぐのが一般的です。
長期滞在の場合は、地元のスーパーマーケットで食材を購入し、自分で簡単な料理を作るのも節約になります。ガスコンロと調理器具付きの宿泊施設を探しましょう。