バリでの予算を大きく左右するのは宿泊費です。ヴィラではなく、1泊3000円以下のゲストハウスを積極的に利用しましょう。クタやスミニャックといった人気エリアでも、少し探せば清潔で快適な宿泊先が見つかります。長期滞在ならさらに割引交渉も可能です。
食費を抑えるには、観光客向けのレストランを避け、ローカルワルン(食堂)を利用するのが鉄則。ナシゴレンやミーゴレンといった定番料理が1食150~300円で楽しめます。屋台も試す価値あり。ただし、衛生面には注意が必要です。
島内移動はGrabやGo-Jekといった配車アプリが便利ですが、交渉次第で地元のタクシーよりも安くなることも。バイクをレンタルするのも手ですが、運転には十分注意してください。保険加入も検討しましょう。一日あたり500円程度でレンタルできます。
アクティビティは、旅行代理店を通さず、直接現地の業者に申し込むと割安です。例えば、ウブドのライステラス観光は入場料のみで楽しめますし、サーフィンレッスンも交渉次第で半額近くまで下げられることがあります。事前に情報を集め、積極的に価格交渉をしましょう。
航空券代を劇的に安くする方法
格安航空券を見つけるには、スカイスキャナーやGoogleフライトなどの比較サイトを活用し、複数の航空会社や経由便を比較検討することが重要です。特に、オフシーズン(4月~6月、9月~11月)を狙うと航空券の価格が大幅に下がる傾向があります。
航空券の予約は、出発日の50日前から70日前が最も安くなる可能性が高いというデータがあります。しかし、航空会社によっては早期割引を実施している場合もあるので、定期的に価格をチェックすることをおすすめします。
LCC(格安航空会社)を利用することも、渡航費を抑える有効な手段です。ジェットスターやエアアジアなどのLCCは、基本料金が安く、オプションサービスを自由に選択できるため、無駄なコストを削減できます。ただし、預け荷物や機内食は別途料金が発生する場合があるので、注意が必要です。
燃油サーチャージや空港使用料なども航空券代に含まれているため、これらの費用が安い航空会社やルートを選ぶことも重要です。経由便の場合、乗り継ぎ時間や乗り継ぎ空港によって費用が異なるため、比較検討しましょう。
クレジットカードのポイントや航空会社のマイレージプログラムを活用することで、航空券を無料で入手したり、割引価格で購入したりすることができます。提携クレジットカードを利用したり、特定の航空会社を頻繁に利用したりすることで、効率的にポイントやマイルを貯めることができます。
宿泊費を抑える裏技: ホテル vs ヴィラ vs ゲストハウス
費用を抑えるなら、ゲストハウス一択。ドミトリーなら一泊1,000円以下も可能。ただし、プライベート空間は最小限。
カップルやグループなら、ヴィラを検討。複数人でシェアすれば、ホテルよりも一人当たりの宿泊費が安くなるケースも。特に、ヌサドゥアやサヌール周辺にはお得なヴィラが多い。AirBnBなどを活用し、レビューをしっかり確認。
ホテルの場合、シーズンオフを狙うのが鍵。4月〜6月、9月〜11月は比較的空いており、料金も下がる傾向。AgodaやBooking.comなどの予約サイトを比較し、最安値を探す。直前割引も活用できる場合あり。
長期滞在なら、マンスリー契約できる宿泊施設を探す。ローカルエリア(チャングー、ウブド郊外)に多い。現地の不動産業者やオンラインコミュニティで情報収集を。
食事代を浮かせたいなら、キッチン付きの宿泊施設を選ぶ。地元の市場で食材を調達し、自炊すれば食費を大幅にカット可能。冷蔵庫、調理器具の有無は要確認。
宿泊エリアも重要。クタなどの観光地は高め。ジンバランやウブド郊外など、少し離れたエリアを選べば、同様のクオリティでも安価な宿泊施設を見つけやすい。
食費を賢く節約: ローカルワルン活用術
ワルン(Warung)で食事すると、1食あたり平均20,000~50,000ルピアで済みます。ナシゴレン(Nasi Goreng)やミーゴレン(Mie Goreng)は定番で、特に地元の人でにぎわうワルンは味が良いことが多いです。衛生面が気になる場合は、調理場が清潔かどうか、人が多く回転率が高いかを観察しましょう。
おすすめのワルン探し方: Google マップで”Warung”と検索し、レビュー数と評価が高い場所を選びます。写真付きのレビューは参考になります。また、現地の人が多く利用している場所は、新鮮な食材を使っている可能性が高いです。
交渉のヒント: メニューに価格が明記されていない場合は、注文前に必ず価格を確認しましょう。複数人で同じものを注文すると、割引してくれることもあります。ただし、過度な値引き交渉は避けましょう。ワルンは地元住民の生活を支える場所であることを意識しましょう。
注文のコツ: メニューが読めない場合は、ショーケースにある料理を指差して注文できます。”Tidak pedas (辛くしないで)”、”Sedikit pedas (少し辛くして)” などの言葉を覚えておくと便利です。また、ご飯の量を少なくして欲しい場合は、”Nasi sedikit”と伝えましょう。
おすすめのワルン料理: サテ(Sate, 焼き鳥のようなもの)は、ピーナッツソースでいただきます。ソトアヤム(Soto Ayam, 鶏肉のスープ)は、体調が優れない時にもおすすめです。 ガドガド(Gado-Gado, ゆで野菜のピーナッツソースかけ)は、ヘルシーな選択肢です。料金は大体15,000~30,000ルピア。
飲み物: 水筒を持参し、無料で水を補充できる場所を探しましょう。ワルンで飲み物を頼む場合は、エス・ジェルック(Es Jeruk, オレンジジュース)やエス・テー・タリック(Es Teh Tarik, 甘いミルクティー)などが安価でおすすめです。ただし、氷の衛生面には注意しましょう。ミネラルウォーターを購入する場合は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの方がワルンより若干安いです。
交通手段: Grab, Gojek, バイクレンタル徹底比較
移動手段の選択肢は、予算と目的によって異なります。GrabとGojekは、長距離移動や複数人での移動に便利ですが、バイクレンタルは、短距離の移動や自由な観光に最適です。
Grab/Gojek (配車アプリ):
- メリット: エアコン付き車両、安全性が高い(運転手の評価システム)、複数人での移動が可能。
- デメリット: バイクより割高、渋滞に巻き込まれやすい、エリアによっては利用不可。
- 料金目安: 空港からクタまで約80,000ルピア~(距離と時間帯による)。 市内短距離移動: 20,000ルピア~。
- 注意点: ラッシュアワーは料金が急騰する可能性あり。アプリで料金を確認してから利用を。
バイクレンタル:
- メリット: 自由度が高い、Grab/Gojekより安価、渋滞を回避しやすい。
- デメリット: 事故のリスクがある、運転技術が必要、ヘルメット着用必須。
- 料金目安: 1日50,000ルピア~(車種とレンタル期間による)。長期間レンタルの方が割安。
- 注意点: 国際運転免許証が必要。無免許運転は違法。保険加入を検討。
比較表:
移動手段 | 料金 | 利便性 | 安全性 |
---|---|---|---|
Grab/Gojek | 高 | 高 | 高 |
バイクレンタル | 低 | 中 | 低 (自己責任) |
結論として、安全性を重視するならGrab/Gojek、自由度と安さを重視するならバイクレンタルがおすすめです。移動距離、人数、運転スキルなどを考慮して選択してください。
アクティビティ予算: 無料/格安体験で神々の島を満喫
クタビーチで夕日を眺めるのは無料です。ただし、ビールを飲むなら50,000ルピア程度を見ておきましょう。
格安の寺院巡り
入場料が安価な寺院を選びましょう。例えば、タナロット寺院は入場料が60,000ルピアですが、ウルワツ寺院は30,000ルピアです。バイクをレンタル(1日あたり70,000ルピア)すれば、複数の寺院を効率よく回れます。
無料のウォータースポーツ
パダンパダンビーチやウルワツビーチなど、波の良い場所では、自分のサーフボードを持ち込んでサーフィンを楽しみましょう。レンタルボードの相場は1時間あたり50,000ルピアです。
伝統市場での買い物
ウブド市場では、商品の値段交渉を楽しみましょう。定価はありません。最初は言い値の半額から交渉を開始するのがコツです。例えば、シルクスカーフは最初150,000ルピアで提示されることが多いですが、75,000ルピア程度まで値下げできる可能性があります。
ウォーキングツアー
ウブド周辺のライステラスを歩くのは無料です。ただし、ガイドを雇う場合は半日あたり200,000ルピア程度が目安です。
アクティビティ | 予算 (ルピア) | 備考 |
---|---|---|
クタビーチでの夕日鑑賞 | 0 – 50,000 | ビール代 |
寺院巡り (ウルワツ寺院など) | 30,000 | 入場料 |
バイクレンタル | 70,000 / 日 | 移動手段 |
サーフィン (ボードレンタル) | 50,000 / 時間 | ボードがない場合 |
ウブド市場での買い物 | 交渉次第 | 最初の言い値の半額から交渉 |
ライステラスウォーキング | 0 – 200,000 | ガイドなし/あり |